秋の体験入学特別講義のレポート
2008年09月10日 秋の体験入学特別講義のレポート
皆さんこんにちは。
今回は9月7日に行われた由良先生の特別講義についてレポートをお伝えいたします。
今年、由良先生が2008年6月、チームテラモスの監督として、ルマン24時間レースに参戦したのを機に、日本工学院は由良先生をスポンサード。そのスポンサードの一環として、今年ルマン24時間レースを走ったマシンをルマンからそのまま日本工学院の一級自動車整備実習場に展示し、由良先生の特別講義を東京工科大学・日本工学院ITカレッジ・テクノロジーカレッジで共同開催するに至りました。
今回の講義では、「自動車とIT」と題して、いまやIT技術の進化なくして自動車の進化はないほど、自動車のIT化が進んでおります。自動車レースにおいても同じで、レースは「走る実験場」とも言われ、自動車開発の一躍を担っており、どの車にも最新技術が惜しみなく投入されております。今回の展示マシンにも多くのIT機器が搭載されており、今回の講義では、そうしたIT機器をご紹介するとともに、ルマンでのレース戦略・チームのレース進行役を勤め、チームスタッフを統率するムーンクラフトの軍師・渡邊さんも同席していただき、実際にルマンを走ったデータログ解析を今回の講義で公開するとともに、自動車のIT技術について中身の濃い話を披露していただきました。
当日のお話は由良先生には、特にルマンのマシン説明やルマン24時間レースについてお話していただきました。
渡邊さんのお話の中では「データーロガーを使用することで、マシンの状態、状況が数値化されて手に取るように分かる。そこから適切なセッティングを見出すことができるようになり、確実にタイムを短縮することができる。」など実際のレースでどのようにITが活かされているのかというお話を伺うことができました。
また、渡邊さん自身のお話として「私も自動車整備専門学校の出身である。みんなと変わらない。
昔からレースに興味があって、ムーンクラフトの門をたたき、エンジニアとして夢が叶った。
社会に出ると、常に進化が絶えず、学校で学んだものがすぐ通用するとは限らない。常に勉強と思って新しいもの(夢)にチャレンジして欲しい。」というお話はこれから社会に出て行こうとする人たちには非常に役立つお話となったと思います。
由良先生、渡邊さん本当に貴重なお話ありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
是非、次回もこのような機会を皆さんに提供できるように企画を立てていきたいと考えております。
次回の体験入学は9月14日です。(担当高地)
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